先週より夜だけ長期滞在しているドミトリー「月光荘」
鞍馬口の船岡温泉前にあるんですが
やたら居心地が良いところなんです。建物はギシギシいうし古いし決して美しくて(観光地的に)快適とはいいがたいんですが。(しかし、掃除は行き届いており清潔です)
もちろん一泊1500円~という異様な格安価格のお得感が後押ししてはいます。
懐かしいような不思議な場所じゃないかと。
で、「月光荘」という宿名、どこかで聞いた。私と同世代(30~40歳以上)はピンとくるはず。
宿のリビングというか交流室
本棚の中に見つけましたよ
そう、あのマンガ
「迷走王 ボーダー」たなか亜希夫 狩撫麻礼

迷走王 ボーダー : 1 (上) 迷走王 ボーダー (アクションコミックス)
- 作者: たなか亜希夫,狩撫麻礼
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2013/03/22
- メディア: Kindle版
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▼この読み込まれた感じがたまらないです。
さっそく読みふけりました。
このマンガ、知る人ぞ知るもの。
かつて双葉社のアクションで連載されていた。
未読の方は読んでいただきたいのですが、バブル期の物語です。
貧乏で定職につかないバックパッカーの3人が繰り広げる青春群像。
昔は、もうこんな貧乏で行動がおかしいキャラクター、奇異ですごいなと感動してましたが
時代がボーダーに追いついた?
こういうキャラクターの生き方、昔の我々のようなバブル世代より、今の若い人の方が共感されるのではないか。
シェアハウスとかそういう要素もあります。
このドミトリーの「月光荘」という宿名は、このマンガの主人公たちの住む下宿名なんですね。そしてドミトリーの一階にある「八雲食堂」はマンガに頻繁に出てくる定食屋。
ドミトリーのオーナーさんが名付けたんだそうです。
「京都の下宿なんて、このボーダーのデフォルトに近いじゃないですかね」
とドミトリーのスタッフさんがおっしゃってました。
なるほど、今でも京都には古い古い下宿があり、家賃一万円代とか珍しくない。かつて京都大学の吉田寮もマンガ「ボーダー」に通じるところがあります。
最近、続き?のネオ・ボーダーというのも出ているらしいです。