昼の出先の日替わりランチがイワシだったので、本日が節分だったと気が付きました。
ああ、イワシ、大きな鰯。
青光りした美しい魚よ。春を告げる魚よ。魔を払うその顔よ。
なんか知らんけど、京都では2月3日の節分に、イワシを召し上がる。
百貨店やスーパーでは目を血走らせて老若男女が鰯を買い求めています。はじめてその光景を見たときびっくりしました。
何故に鰯にこんなに群がるのだ京都人よ?!と不思議に思ったらスゴイいわしでした。
普通はイワシというとオイルサーディンなどの小魚を想起します。しかし節分は、違うのです。サンマくらい?肉厚で大きいものを塩焼きにしていただきます。
味が濃くて、いい匂いがします。塩のきいた鰯を噛みしめていると、冬の終わりの冷えた身体にギュウッと英気が湧いてきますよね。
恵方巻に節分、というのは、大阪の海苔屋さんが仕掛けたイベントだとは聞いていますが。
イワシは…
匂いがキツイから魔除け 鬼の退散をさせるとか。西日本でもっぱら行われています。鰯の頭にヒイラギを差すのが正式だそうです。
さすがに賃貸マンションでそれをしているお宅はありません。京都暮らしはもう30年近くなりますが、まだ一度も現場に遭遇したことはまだありません。
画像を検索したら実にシュールな光景です▼
見れば見るほど、摩訶不思議。なんでそんな胡散くさいことを…と思いますが、胡散臭いと鬼が思うだろうから魔除けなんだなあ、と。w
豆は、全国的に撒いてますよね。香ばしいのでコーヒーにも合います。
ああ、今年は、柏屋さんの法螺貝餅を買うことができなかった…。
旧正月がはじまります。毎年、節分を迎えられることを感謝します。