あきらめて闘う?しかない
一日に最低5人は困ったちゃんが来るのだ
と覚悟しないといけない。
たぶん、スーパーマーケットや携帯販売、ショッピングモールなんて、モンスター客はもっと多いんでしょうね。ただ、ああいう店舗は、私のようなアーケード露店と違って他に責任者がいたり、モール全体に警備員がいる。守られていいな、と思ってましたが、そのくらいセキュリティを強固にしないと、本当に変な客が押し寄せてくるのでしょう。
自分の判断で客の傾向を判断し「選んで」いかなくてはいけない、なんて初めての経験です。なので四苦八苦はしてますが、だいぶ分かってきました。
「客を選ぶ」なんて私ごときが、と思っていましたが、選ばないと、図に乗る悪辣層による乗っ取りや荒らしが頻繁に起こってしまう。その対応に手間を取られ、赤字になり、善良な客に迷惑がかかる。
向いてるか向いてないじゃなくて、やらなくちゃいけないのだ。
これ、使えそう▼
ある女性客の感覚
よく来てくださる、女性のお客様がいるんです。とても優しく博愛精神のある方なんです。先日もお越しいただき、座っていただいていたら…
例によって じと~と眺めてくる高齢男性がいる。
一日何人もそういう奴がいて、もう常態化しているとはいえ、吐き気がしそうになりながら描いてました。
「見てていいですかあ」と女性と私の近くににじり寄ってくるので
「いや…ちょっと」と言葉を濁したら、
2mくらい離れている。そして、やっぱりジト~と突っ立って見ている。不気味な爺さんですが、自分が不気味であると自覚しないので、他の健康でまともな人が寄ってきません。こういうのが一番困るんだよあ。変な人は変な人をますます呼び込んで「場」を変に不健康にしていきます。
すると女性は言いました
「なにあれ!しっしっ!」
え?そんなにはっきり言っていいんですか?
ひょっとして待っている「お客様」かもしれないし、悪意はないかもしれないとか思ってたんですが…。
「何言ってんの!気持ち悪いじゃん!!」
とのことでした。
自分の感覚を信じよ!
あ、そうか、と合点しました。
気持ち悪いだけで追い出していいのだと。
博愛主義なんですよね、そんなこと言っていいんですか?
「だってあきらかに変じゃない。私だったら、出ていけってもっとはっきり言うわ!」
私は昨日の老婆の件といい、図に乗って数回通いつめてきて、ブログやSNSでの誹謗中傷されはじめてブロック、出入り禁止通達を出した。本来それでは遅いのだ。
初日、老婆がはじめて姿を見せたときから、気持ち悪い、という印象を受けた。その時点で、二度と足を踏み入れないように、しっし!と追い払うべきだったのだ。
いくら有名ギャラリーのオーナーだとか自称あなたこそアーティストとか褒め殺してきても。彼女の脳内で妄想が広がり粘着してきて危機状況に陥る前に。
その姿、目つき、少しでも優しくあるいは普通に対応したら、どんどんつけあがり、わあ楽しい私の遊び場ね親友ができたわ、ワシの運命の女神がいた第二夫人にしてやるぞって寂しい気が狂った高齢者や変人の居場所になってしまうのだ。
私の危機意識感覚はおかしい
私は、たぶん普通の人より、危機察知能力が劣っている。
「~すべき」だろうか?「~という状況がどのくらい続けばNOと言う必要があるだろうか?」と。かなり長い時間考え込んでからはじめて行動を起こす。お断りをする。
相手が予想外のキチ●イであると想定していないから、たぶん、そうまでならないだろう、とか悠長に考え込んでいるうちに、彼らは、どんどん入りこんでくる。
たぶん、私のアスペぎみのところと、実母との関係での感覚がおかしすぎるのだ。なんでも母のせいにしてるようですがw
母は暑いときには熱湯を寒いときには冷や水を子供に与えるようなコミュニケーションを取る人である。母もその母にそういう対応を受けていたという。私は母に愛されたかったから長い間、その歪んだ愛し方をありがたく受け止めて40年やってきたのだ。母に愛されているのだから、これは嫌がらせではない、愛情なんだ、好意なんだと。だから全て余さず受け入れ感謝しなければいけないと。自分に言いきかせ、自身の健やかな欲求や拒否感を抑え込んできた。
だから通常の人の「これは感じ悪いから一切受け入れられない。理屈でどうこう言われても不気味で嫌いだからNO!」という感覚がわからない。
健やかな女性感覚を身に着けよう
その女性客の姿に教えられました。
これが健やかな女性の立ち位置だと。
彼女は「自分は博愛主義者だからこういう爺さんにも笑顔で接する”べき”かどうか」なんて微塵も思わない。気持ち悪い!シッシ!で瞬時に対応できる。その拒否の姿勢が実に健やかで感動的で清々しかった。それほど博愛の美人の顔が一瞬歪んだのだ。その卑しい男性高齢者の視線を感じたときに。
気持ち悪ければ反射的にしっし!という。
それがまともな人のまともな感性なのだ。
ちょっと冷たくしたぐらいではダメで、
第一印象で少しでもキモイと思ったら
しっし!消えろ!
と強烈に追い払うべきだったのだ。
母やアスペのせいだというのは簡単だが、今後も一人で営業していくのだから、それらのスキルは早急に養わなくてはならない。そうでなくては、今後も
「だまされたのおエ~ン」「セクハラひどいい」「嫌って言ったのにどうしても帰ってくれないのお」とか泣くはめになる。