7月も後半、セミの声がじゃんじゃん鳴り響くようになりましたね。
夕方、羽化するセミがいるかと思い、近所の公園に行ってみました。
毎年、セミが沢山羽化する大きな樹です。
夕方6~7時くらいに撮影したので暗いですが、あちこちセミが羽化した抜け殻がついています。
カラスに食べられたあとも地面にチラホラあります。
今日は赤ちゃんセミは、そんなにいないようですね。
おっと(*/∇\*) デート真っ最中のカメムシカップルに遭遇。邪魔してごめんなさい^^
シーズンには、こうした樹にえっちらおっちら上る赤ちゃんセミを見ることが出来るんですが。羽化するセミに会えるかどうかは、気候とか月あかりとか湿度とかそういったものに関係してきます。
あ、いました!生まれたての蝉です!
えっちらおっちら、樹を登っています。
7~8年地中にいる蝉ですが
出てきた瞬間をカラスが狙っていて食べてしまったり
ちょっとした刺激で甲羅(?)から抜けられなくて死んでしまったり
子供たちの夏休みの宿題になったり?!
かなりの蝉がオトナ(成虫)になれないと云います。
蝉の体からするとものすごいスピードで天に、空に向かって登っていきます。そのエネルギーに圧倒されます。生れ出た瞬間から生存競争の闘いがスタートするのです。
頑張れ、頑張れ。
のそのそしてるとすぐカラスや猫に見つけられて食べられてしまう。
狙ってるえ。わてのオヤツの蝉はまだかニャー
蝉は一生懸命、安全そうな高い場所へ必死になってのぼります。生まれたばかりなのに。一心不乱に。そして、のぼるだけのぼったら、ストップし
身体を白くして、ゆっくり時間をかけて羽化するのです。
羽化する最中に少しでも触れたら、死んでしまいます。だからそっと見守るのです。
天女のように、妖精のように、長い眠りから覚め、羽ばたきます。そして短い最後の日々迎える。
その間、一口も食べ物を口にせず、運命の相手と恋に落ち、死んでいくのでした。
※暗いのでスマホで上手く撮影できず、キレイな画像はフォトライブラリーさんからの借り物です。
あなたの回りの蝉も今、きっと長い眠りから覚めているはず。ちょっと覗いてみませんか?