本には「ときめき」「魔法」「感謝」などと、いかにもスピリチュアルな単語を散りばめてますが実質内容は恐ろしいほどの合理性と完成度を追求しているように思えるのは私だけでしょうか。

- 作者: 近藤麻理恵
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2010/12/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 36人 クリック: 372回
- この商品を含むブログ (291件) を見る
■感謝して捨てる、というのが実によろしい
この経験も、いつか捨てる、という時期がお互いくると思ってます。闘病が続くとしても、脇役として「捨て」生活の中心ではない。本来の日常の「自分の」仕事(実質仕事って意味だけでなくて、家庭・家事・子育て・介護なども)に少しづつ戻る。
ここは、自己満足のために、一日一ページマンガを描くってのが命題なだけで闘病ブログのつもりは最初からない今でもないです。100%自分のために描いてる。来てくれる人が笑ってくれるのはほんと嬉しいです。ありがとうございます。
選択の結果として、人よりも長く(しかし緩く)ケモをするはめになりそう(病状がひどいという意味じゃないです)たぶん秋までかな。自分選んだ医療の結果。多少焦るし、寂しいですけどね。ゆっくりと長い時間をかけて山のぼりしてるだけだと思ってます。
ケモ中の今ですら、癌のことを忘れるという時間が増えてきた(←ばか)元々喉元すぎれば…の調子いい性格なんですが。人の日常ってすごいよね。料理したり、散歩したり、してると忘れる、忘れることが多い。
母親がNHKかなんかの仏教講座で観たらしいんですが(ちなみにうちは日本的典型な無宗教一家です)お釈迦さんがね、川をわたるとき、苦労して筏を手に入れて渡る。そのあと、山を登らなきゃいけない。筏置いていかなきゃいけない。あんなに自分を助けてくれた筏なのに、とか思う。でも、捨てていいんだ、次の山をいくんだ、いずれ感謝してありがとうって言って置いていく。
このマンガ日記も「飽きて」「読み捨てて」ほしい、というか、それがマンガというメディアの特徴だと思うのよ。
OFF会とかいうのも、もう、なりゆきとノリで(笑)乳がんブログを卒業する人もいるだろうし、お互いのそれぞれの道で緩いつながりになっていくんだと思います。だからこそ、今この瞬間が大事だろうなあ、と。
一期一会の時だと思います。お会いできるの、楽しみです。