更年期から墓場まで

子梨・更年期BBAの私見偏見吐露雑談ブログです。

利害(愛情)関係のない相手に話を聞いてもらう、ということ

思い出すに栗鼠(りす)は「つまり…ということですね」「それはいつのことですか」「どんな気持ちがしましたか」という程度しか発言していない。私がひたすらしゃべってるんですね。

栗鼠との間には、うす〜い膜のようなものがある。距離感。心を見透かすかのようなアドバイスや、共感性があるかといえば、この栗鼠には、まったくなかった。ならば突き放して裁くかといえば、それもなかった。ひたすら他人として関係ない第三者として私の話を20分引き出し続けていたのです。カウンセラーが皆こうかどうかはわからないです。こういうのが正しいのかもわからん。

これが親兄弟や友人、夫、恋人だったらどうだった?ガンである私に対して感情を交えずに聞くことができる?一緒に涙してしまうに違いない。そうして抱きしめて欲しいときもある。夫がこの栗鼠のような聞き方をしたら、とても寂しい気持ちになっただろうな。その反面、笑顔でいなくっちゃ、と前向きでいることを自分に強いてしまうときもある。

でも栗鼠は他人で、仕事としてしてる。笑顔がクワッと作られた瞬間、思わず接客・営業の仕事経験を思い出したなあw

■阿川佐和子さんの「聞く力」

阿川佐和子さんは、テレビタックルの司会者としておなじみですが、インタビュアーとして優れた方だと知られています。インタビューした相手の人が「実際しゃべってみて、思ってもみないこと、自分はこういうことを望んでいたのだ、考えていたのだ、ということを発見した、ありがとう!」ということを言ったと。阿川さんは、意図してインタビューしていたわけではないので、不思議だった、と。

つまり、それは聞く力、技術であるということ?しゃべることによって、認知する?今自分が何をしたいのか、何を選びたいのか、どういう考え方の癖があるのか、どういう価値観で治療をすすめていきたいのか?

聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書))

聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書))

家族にも散々聞いてもらったのに、まだあるか、話したいことが、愚痴が、自分、と思いつつ、延々話す。20分で終らせる、というのも大事なんだろうな。週一度これが1カ月続きました。あるとき、ふっと抜ける感じがきて、2週に1回になってきた。3週に1回とか徐々に減っていって終るんだろうな。

で、抗がん剤追加どうするかまだ決まってませんwいずれ決めるけど、どう選んでも後悔するかもしれないし、しないかもしれない。皆そうなんだろうな。究極にはガン患者であることであるかどうか関係なく、人は大なり小なり、この選択のリスクを日々背負っているんだと少しだけわかった。とりあえず、落ちつけてよかった。また落ち着かなくなるかもしれない。栗鼠は動じないのでプロだと思いました。