今までノホホンと生活してきた。はじめて「死」を目の前にして、ショックだったんでしょうね。呆然として、ガスを消し忘れたり、鍵を閉め忘れそうになったりしました。

- 作者: 荒俣宏
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2000/10/21
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
そんな時期にこんな本を読むのは精神衛生上悪い。しかし、これがまた面白く読まずにはいられなかった。さすが知識人。自分の癌を最後まで隠して仕事したり、精神力の強さはハンパじゃない。どの死に方がいいかな〜と思って読んでます。私は、森茉莉さんのように死にたいなあと思いました。だんなは永井荷風のように死にたいといいと言いました。(どちらも孤独死)私たちの間に愛はあるのでしょうか。
最近の映画
![余命 [DVD] 余命 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41nNjAoteLL._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: SDP
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
![余命1ヶ月の花嫁 スタンダード・エディション [DVD] 余命1ヶ月の花嫁 スタンダード・エディション [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/413jlTu0NeL._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2009/11/06
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
どれも乳がん死…。※私はどちらの映画も観てませんし、観る気もないです
川村カオリさん、そして、つい最近ではキャンディーズのスーちゃんも…。
乳がんは、今や直る病気と言われている。でも、実際はめちゃめちゃ亡くなってるやんけ〜
「私、まじ死ぬかもしんない。葬式やお墓はどうしよう」(←飛躍しすぎ)
と考えこんでしまいました。
告知されちゃうと、治療の計画や、診療、お金のことなど、やることが多くて、落ち込む暇はない。結果が出るまでの間は、どうしていいか分からないから、つらい。その週はお彼岸にあたり、祝日だったのに、どこにも行かずじっとしてた。ああ、もったいない。
冷静になって考えれば、こんなに乳がん死が多いのも「(戦後、震災以後は)医学の発展で、人の死因は、癌くらいしかなくて、悲劇のテーマも、それくらいしかないのだ」ということに思い当たります。マスコミが大きく報道したり、映画やドラマのテーマになるということは、乳がんは身近なメジャーな病気になってきたということ。(そうでなければ、興行的にも成功しない)今回多くの人から「私の親戚が、知り合いが、友達が、同僚が乳がんだ」という話を聞きました。かかる人が多い=それはすなわち、死ぬ人も多いが直っている人も大量にいるということなのでした。