走っていたら、梅がほころんでいた。あんなに寒かったのにもう春が来たのですね。
柏屋光貞(かしわやみつさだ)さんの雛祭りの上生菓子
古式では、男雛(お婿さん)は右 女雛(お嫁さん)は左に位置します。
優しい色と味の「こなし」。上生菓子は「こなし」と「練りきり」がありますが、私はこの「こなし」の口あたりが大好きなんですね。
意外に知ってるつもりで知らなかった!?「こなし」と「練りきり」の違い!とは?
この麗しい抽象美。
目鼻や口もついていないのに、着物の裾がしゅるしゅると優雅に動きだしそうな曲線。春を祝う仲良しの男女の雰囲気が伝わってきます。
ねえ、あなた、今年はどちらの梅を見に行きましょうか?
どこでもいいよ、君と一緒なら♪
なんて声が聞こえてきそう。
極められたデザインのパッケージング。
モダンであり、かつトラディショナルであり。
私は菓子を仕事として食べなくなって久しいですが、
このお店のものは毎年必ずいただきたいっ!
大切な人への贈りものにはこちらを使いたい。
隅々まで優しい心がこめられていて、この数年いただいていて、どんなに嬉しく励まされたかしれません。
店主の方もデザインや絵画に造詣の深い方で、素晴らしい版画をお作りになられる。
京都をはじめ、和菓子は総合芸術でもあるんですね。
大量生産のない小さなお店なので、品薄になりがちです。
召し上がってみたい方には、ぜひご予約のお電話をおすすめします。