東海の朝ごはん、モーニング、喫茶はすごいらしい
かの三河の国の朝ごはんで、コーヒーと頼む。と、パンやらアンコやらついてくるあれやこれやとかテレビで放映されるたびに
そんなバカな、ありえない、しかし、
関西から北上して、下呂温泉の喫茶店に入ったら、コーヒーに「しらさぎ物語」が当然のようにつけられていたり、大垣近辺の喫茶店では豆菓子がついている。
店の人に、これはいいんですか食べても、私だけなんか特別ですか?的な恐縮していたのが、どうやらついてくるのがデフォルトらしい。
名古屋の豪華なコーヒーや朝飯は当然なのだ、と。いつか必ず本場名古屋のモーニングが食べたいと思っていました。
特に、あの「コメダ珈琲」というのが、すごいと。
3泊4日の名古屋似顔絵勉強会は、強行軍で、観光やら美食やらに行く時間はなかったのですが
2日目の朝、ウワサの名古屋の朝メシを食べにいきました。
コメダ珈琲
最近は、関西でもちらほら、コメダ珈琲の支店の噂は聞きます。が、どうやら、南区のどっかとか、徒歩ではあまり行かないようなところにあるらしく
四条ど真ん中あたりに、いつ出てくるんや、ちっ、早く京にちゃんと上ってこんかい、家康秀吉信長ふぜいが
めちゃくちゃ美味しいらしい支店もどんどん増えてるらしいのに、どうして、家の近所に出来ないのかしら、
などと羨望と焦りで待ちわびて悪態をついておりましたが、もう待ち切れません。
ついに、まみえたのは、名古屋の金山駅近辺の、コメダ。
思っていたのと違う、スタバのようなオシャレな場所かと思っていましたが。これは…、そう、あの京都イノダのじいさんが朝からタムロしている風情にそっくりです。名古屋のじいさんが、朝もはやくから、一人でコメダの席を占拠して、まったり新聞読みながら珈琲を飲んでいる。
名古屋モーニングモーニングだと、ミーハー大騒ぎしているオバサン数人で朝8時入店。
「え~小倉トースト付くんですかあ」「シロノワール!あのシロノワール!」
と興奮して静寂をやぶる。それを常連らしき、じいさんたちが冷ややかな視線を送ってくる。
訳ありのような美人の同年代の女性ウエイトレスが、水を機械的に運び冷たい声で
「飲み物には全部トーストと卵がつきます」「シロノワールは、切って出しますから」
何を当然のことに大騒ぎするんじゃ、このおのぼり達め、とS嬢みたく赤い唇でおっしゃり、その声に脳天がしびれる。
ほんとうに、珈琲に卵とトーストがついてきた!分厚い、バターどっさり、ゆで卵ほかほか!モーニングの卵が、コメダは温かいとの噂は本当やった!
やはりアンコ!アンコ!粒あん
小倉トーストだ!これはアンコをつけるしかない。アンコは、プラス110円。この価格でこの量!大粒大納言!
量はピンポン玉2~3個分はある。一人では食べきれない。数名でつついて、パンに載せまくる。
こんな美味いものがあるのか。うますぎる。口の中で、アンコのほどよい甘みがほぐれ、分厚いトーストのふかふか、サクッに調和しながら、バターの塩味と奇跡のマリアージュ(←という表現をしてみたかったww)
シロノワール
噂の、シロノワール。コメダ珈琲の看板メニューです。テレビでも数回拝見して、渇望しておりました!
クロワッサン生地のホットケーキのようなものに、大量のソフトクリームが乗っているのだ。
ほかほかとヒンヤリの食感を楽しむ、スイーツらしい。
下のパンからはプシュウとアツアツの湯気が出て、上のソフトクリームはひんやり。びっくりした。
巨大で数人で取り分けても、食べきれるかと思いきや、ペロリといってしまいました。むちゃくちゃ美味いです。
これが600円程度なのだから、おそろしい。名古屋すごい。天下取れるわけです。
なんで、シロノワールなんて名前なのか。ノワールは、おフランス語で、「黒」ですが、白と黒?・???日本語とフランス語の融合なのでしょうか。
ウィキにも出ていた。シロノワールwという項目がある。すげえ。
温かいパンケーキと冷たいソフトクリーム、黒っぽいデニッシュ生地と白いソフトクリームという二つの対比から、日本語の白(「シロ」)とフランス語で黒を意味する「ノワール(NOIR)」を組み合わせて命名された
京都も店舗が増えていた!
コーヒーももちろん美味しかったですが
その他のメニューがすごすぎて、
妙なつぼに入ったドリンクだとか、巨大ハンバーガー、味噌カツサンドだとか。
時間があれば、もっと食べれたのになあ。未練たらたらです。
検索していたら、河原町三条店があった!さっそく明日行くことにします。