のぞき部屋から始まる。森山未來がグダをまいて酒をかっくらい、煙草を吸いまくる。19歳。
我が兄弟に似ているのですよね。そのせいか、なんだかホノボノとした気持ちになりました。
主人公は「人足」と日雇いのことを自嘲しています。が、全員色つやが良く、毎日食事も出ていて、無理な残業もないようだ。送り迎えのバスも出ている。
私は、学生時代からブラック系デザイン仕事ばかりしていたせいか「ヌルいんじゃないのか…」と呟いてしまった。(つまるところ自分に実力がないせいですが)1万円のアパートでしたね。そういえば。
「夢」「夢」と映画で連呼している。夢=小説家、歌手、漫画家などの文化人(?)を目指す、という図式は受け入れられません。「仕事してお金をもらい家族が健康で毎日地道に生活するのが夢」でいいではありませんか。若さに嫉妬し、こういうヒガましい感想を40過ぎて述べる私こそ、苦役列車の同乗者なのかもしれません。(そういえば同世代)これぞ青春映画。前田敦子はかわいい^^
原作を読んでみなくては。

- 発売日: 2013/11/26
- メディア: Amazonビデオ
- この商品を含むブログを見る

- 作者: 西村賢太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/04/19
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 85回
- この商品を含むブログ (48件) を見る