最近、そんなに映画に行っていない。先日ウシジマくん2を観に行きましたが…。かつての週一のペースからは遠のいています。
その理由は、時間がない、というのがもっぱらだ。だけど、回りの客席とのかねあいが苦になってきているのだ。
芸術系の映画館、ジジババのマナーの悪さに辟易している。(だから町内会もので、団塊さんに対する悪口がより沸騰している)それはほんの一部の人たちで、マナーのいい人たちが殆どであることは理解しています。が、ああいう映画館は狭い上に、隣席の息遣いがもろにかかってくる。一人変なのがいると、すべて台無し。映画代返せといいたくなる。
上映中「ブリジットバルドーというのはだな…」とか大声で蘊蓄たれるお父さんとか、それを注意しない奥様。
携帯を持っていることが嬉しいのか 映画中画面で、あんなに電源切っとけと注意してるのに、 「今映画館だから!」と誇らしげに叫び返事しているじいさん。
持ってきた手作りおにぎりとハッピーターンと煎餅を スーパーの袋に入れてきて、ガサガサ出している音がすごい
集団のおばあさんたちが横並びに座り、ピーチクパーチク エンディングロールがはじまったとたん 「あれは感動したわね!」 「よくわからないわ!」 「ヨンさまそっくり!」 「イケメン!しびれちゃう」とか。 (そのまましびれたまま口をきかないでほしい)
年をとると、脳の具合か?まわりが見えなくなるのでしょうか。 そういうものにイライラして観た映画がスカだった場合、 よけい、回りのオバアさん、オジイさんの歓声などの声色ばかり記憶に残ってしまう。
すいません。悪口ばっかですんません。
最近はそういうのにイラついてしまう自分こそ変なんじゃないかと思えてきた。 更年期がはじまってきているのかと…私こそが老化しているから、無駄に腹をたてているのかもしれん。
そんなに静かに観たければ、映画はネットでレンタルした方がいいのかもしれん。 でも、あのスクリーンの臨場感や大きさがいいのよね。
『アナと雪の女王 MovieNEX』レット・イット・ゴー ~ありのままで~/エルサ(松たか子)<日本語歌詞付 Ver.>
最近は、映画館の中で歌うディズニー映画があるとか。 映画館ならではの鑑賞方法ですよね、すてき…!なんて言うわけねえだろう、こんにゃろ。 ふざけんな!合唱部でもないのに、なんで知らん人と一緒に歌わなあかんねん。どこのドイツのドイツ人やねん!
私は敬愛する手塚治虫先生の「ジャングル大帝」をパクったディズニーなんて絶対観ないと決めているのだ。子どもたちに夢と希望を与えるコンテンツを作ってそうなその優しそうな表面の裏で、アメリカ的金儲けの徹底さかげん、著作権への偏狭な執着、そのくせ、宮崎アニメほどの深遠さはまったくないのだ。
ふざけんな、ふざけんな、と思いつつ、仕事中に有線でかかっているその歌が最近頭にこびりついて離れないので さすがに観に行って歌おうか、なんて、先週は思ってしまった!!うおおお洗脳されたのだ!
映画のポスターの前でたたずんで、雪の映画かあ、関西は暑くなってきたから、観たら涼しくなるし、3Dを観たら楽しいだろうな。なんて。
観たらおしまいな気がする。子供と一緒に入って歌って「愛菜ちゃん、エルサすてきだったね~♪」と喜ぶ映画なのだ。中高年のゴルゴ13みないな目つきのオバサンが入って、ゆるふわ女子の中で「ありのまま」で歌っていたら(私は声が大きい上に音痴なのだ)いたいけな隣の少女が恐怖のあまり泣き出してしまうだろう。
ともかく、心の平安と回りへの配慮のために、最近は映画館から足が遠のいている。
かわりに本を読んでいるのですが、はまっているのは新書です。
小説は食指がわかないのです。最近は、ラブストーリーに感情移入できないのだ。出会いと別れの感動があまりないのだ。サスペンスや推理はもっと混乱する。やはり更年期か。人間関係のこみいった物語というものについていけない。
新書は長細い。そして、内容が簡潔で、シンプルな文章で、読み終えたら、すっきり感がある。新書のもっぱらのテーマが、論じること、評論であるからだ。
いいことが書いてあったなあ、ということが多いのですが、年をとると読み終えると忘れてしまう。だから、備忘録と文章をまとめる練習をかねて記事に載せていこうと思います。