マラソン大会にでる。
誰かというと、もちろんワタシ。フルでもなくハーフでもなくたったの5キロだ!(エヘン)
しかし、この大運動音痴の私がそんな大会!に出るとは。奇跡というものだ…
きっかけは、本なんです。清水宏保さんの書かれた「ぜんそく力」という本を読んだ。
清水宏保さんは言わずと知れた元スピードスケート選手、オリンピックメダリスト。なんと、小さい頃から喘息だった。お父さんの教育で少しずつ走るようになった。最初はつらかったけど、毎日少しづつ距離が伸びた、スピードが出てきた、と。それが段々楽しくなってきて、いつしかアスリートに…!
喘息が治られたわけではないんですね。そこがすごいところです。これそれのスポーツをしたら病気が治ったとかいうよくある健康促進本ではないんです。ぜんそくを持ちながら、清水さんはオリンピックまで行かれた!そしてメダリストになったと。
色々な工夫をしながら乗り越えておられる。ちょっとずつ工夫してちょっとずつ頑張ったらそうなった。
清水さんには卓越した才能があったとはいえ、ぜんそくのある人もマラソンできるなんて…、私にもやれるかも?ためしにやってみようと思ったの。
最初の日は100m走るのだけで息が切れた。おばちゃんだもんね。
でも次の日は200m…倍に増えた!
しんどくなって一週間休む。3日ぼうずどころではないですな。アスリートみたいにはいかないもんだと思って、ぜいぜいグダグダしていた。しかし、後で読んだランニングについての本に、数日走っては休むというのも、筋肉を作るためにいいらしい。
そのせいかなあ?2日走って、一週間休んだあと、なんとなく、もう一度走ってみたら、足腰が前よりシャキシャキ動くではありませんか!
そうして、何日か走っては休み、走ってはサボり、という3日坊主もどきを10回くらい繰り返していたら、いつしか、3キロくらい走れるようになっていた…。とはいえ、歩いている方が早いくらいのノロノロですが。
近所のマラソン大会に冗談のように申し込んでいた。5キロ。完走が第一目標である。