コマ割り変えてみた
こういうコマ割りにしてみたのは、
最近、外に出ていることが多いからです。電車やカフェでノートに手描きで描くからです。A4サイズのコピー用紙に2コマ入る。
あと、ネットで出すのだから、従来のページのコマ割り、雑誌のような(つまり、右から開いて横に進んでいく、本の形式)レイアウトに意味がないのではないか、と思ったのです。PCはスクロールで上から下に観るじゃないですか。
単純に、これが楽だ、ということもあります。4コマだと起承転結の練習にもなるし(なってないけど!)
雑誌に出てる4コマ漫画は1ページに2本縦長で、これをネットに持ってくると読みにくい。かといって横長で4コマなのは状況説明がしずらい。映画も大きな画面でどんどん一こま一こまで進んでいきますよね。
もうあちこちでやっている?猫村さんとかそうよね。今頃やってる私って…情報弱者やなあ。
年寄りは何かを変えるのに時間が数倍かかるのよ。
昼のテレビを見る年代
一度脳にそのイメージや固定概念が染みつくと、変えるのが難しい。特に年をとったら…。
そういうことを思ったのは、昼間のテレビのラインナップ。時代が30年くらい前に逆行している?いや、そのまま?なんなんだ~この昭和・昭和の世界は~!
よく親世代が古い番組ばかり好んで最近のアイドルとかの名前を知らないとか不思議でした。新しくて面白いものが一杯世の中にはあるのに、昔の歌ばかり口ずさんだりね。先日お会いした年配の女性は、いきなり「かしまし娘」について話をしてきて「当然知ってるよね?」的なノリだった。
知らんがな。
でも向こうはこちらが「知らない」ということに思いいたらない。下の世代が知るわけない、と想像しないのだ。自分にとって旬の人は他人にとっても旬な錯覚を起こしている。
しかし、最近、その気分が分かってきた。
私の時代の出来事や俳優も若者にとっては
私が遭遇した出来ごと。似顔絵を描いていて椎名桔平さんそっくりな男性だったので「ステキ!似ておられますね!」と申し上げたらなんだか渋い顔をされた。20代の人。褒めてるつもりなのに。そうか、彼らにとってはオジさんなのだ。
市川雷蔵に似ている田中絹代に似ていると言われてる気分になるんだろうな。(ちなみに吉永小百合に似ていると言われたら嬉しいなあ。彼女は今でも旬だよね)
私も最近のアイドルは知らず(AKBくらいは分かるぞ!)80年代の歌番組ばかり好んでビデオにとるようになった。そんな自分に気がついて古いものを好む上の人の気持ちが分かった。
どういう脳の構造なんだろう。40代の今も、この時代の「現在」も今の自分のものなのに。若い頃、20代の頃の事象やファッション、テレビを見たり思い出したりすると安心したりするのはどうしてなんだろう?2013年の今も私の「生きて」いる時代なのに。
昼のテレビはその視聴者の若い時代にフォーカスしている
今、昼にテレビを観ているのは、たぶん私より一回り以上上の女性たち。
そういう人向けなんだろうな。私はバブルの時代の恩恵を一切受けていないので(みなが新車だ海外旅行だスキーだパーティーだ、軽井沢だと言っているときに1万円台のアパートでパンの耳食ってた…とほほの人)
なので、この「男女7人夏物語」というのは観ているだけでムズ痒くなってくる。
たまにいるバブルっぽい年上の押しの強い女性、そういう人にお会いすると、あまりのお元気さに精気を吸い取られるような気持ちになります。たぶん、この昭和のドラマの雰囲気が脳内に満ちているのでしょう。
そういう私も、80年代のアニメとマンガで脳が充満して、他人を辟易させている筈です。
何が言いたいかというと、皆、自分が安心できる世代や「はやり」の空気感で生きている。そうそう先端の時流に乗ってなんて生きられない。大河ドラマ「八重の桜」のあの坂本龍一のテーマソングを聞いて、なんだかステキなんだけど…????この空気感は??と思ったのは私だけではないはずです。坂本さんもどこかで時間を止めている?わざとそうしている?震災を経て「龍馬伝」のような先鋭的な幕末を世の中は望んでいないのです。
子供と幼児の脳内に満ちているもの
よく仕事で子供さんを相手にしますが
アンパンマン あんぱんまん アンパンマン アンパンマン あんぱんまん アンパンマン アンパンマン あんぱんまん アンパンマン
とずっと叫んでいる子供さんにお会いします。アンパンマンに取りつかれた子供にお会いしたのは一人や二人ではありません。かなりの割合で子供達はアンパンマンに洗脳されていました。
私は子供がいないので分からないのですが、彼ら彼女らにとってアンパンマンは癒しそのものなのね。あと、小学生~中高生を対象にしているマンガマーケットと違い、幼児相手の漫画キャラにアンパンマン以上のスターはまだ現れていない。やなせたかし先生はホンマすごいわ。
その世代(幼児)の時代の旬のものがアンパンマン。これが成長すると変わってくるんでしょうね。
ある子供がアンパンマ○コと大声で叫び、母親が引っ張って連れていきました。言うほど大人は顔色を変えるので、子供も面白がるんだろうな。父親が言ったのを真似しているのかもしれん。