更年期から墓場まで

子梨・更年期BBAの私見偏見吐露雑談ブログです。

親がどうしよう!?遠距離介護が不安になったら読む本

だいぶ落ち着いてきました。

昨年12月の夫の実家にまつわるショックで夫婦二人が抑うつ状態に陥りました。

それとともに、向こうさんがもう要介護直前の状態だということが判明し、さらには自分たち夫婦二人で発達障害だったことが判明し(たぶん親もそう)

夫は介護の心配に加え仕事上のストレスと人間関係、定年前クライシスが爆発しメルトダウン。私は更年期とアスペルガーからくる悲哀反応が強くなり動けなくなる、など。今まで見ないふりをしていた加齢にともなう老後や介護の悩みがせきを切って押し寄せてきました。

二人とも発達障害寄りであるため、定型の人が昔から準備して対処していたタスクに袋小路に入りなかなか対処できません。優先順位を付けて準備根回しをするという能力に著しく欠けているうえに、今回のショックでますます閉塞していました。

某音楽プロデューサーの妻の介護にまつわる浮気騒動が他人ごとには思えません。その人の記事をたどると、相当な偏りの特性があったようです。(バランスの取れた安定した人間関係が作れない金銭管理が出来ない騙されやすいなど)たぶんあの方も発達障害に近い人だと思われます。

いや、発達障害だからという言葉に甘えてはいけませんが。。。定型の人だって混乱するであろう状況ではないか。

中高年には誰でもありうる悩みです。が、それは深刻かつ正解のないものです。

昔は60代で天国に行ってしまったいた日本人ですが、今や平均寿命は80歳ごえ。100歳生きるお年よりはざら。十年後は高齢者が半分近くに増えるという未曽有の自体。

日本国自体が少子高齢化すぎて疲弊破滅寸前なんで、自分が老いるときは今のようなふんだんな医療補助、介護保険は使えず孤独死必須ですわなw 親世代はいいよな~こんなに色々制度が使えてなあ、なんて思いますが、その制度を使うのにも技術がいるのです。今のご老人は意識が保守的なので「国の世話にはならない!」と考えている人も多い。しかし、ある程度は国の世話になってくれないと私らが困るんですよ。正直なところ。

制度を遣わずに仕事も自分の人生も放り出し、全部自分で認知症の面倒や下の世話から何かすればいいと割り切れればいいのですが、そういうのは1か月ももたず介護者が破滅します。

介護保険制度があるのは何となく知っている。しかし、それをどう利用したらいいのか、というのを知っている人はまだまだ少ないでしょう。

どう日本人自体が老いていくのか、いやその前に親をどうするんだという問題に直面しています。その問題は、答えがなく、みな手探りなんです。終身雇用制が崩壊したように。「働き方改革」などとキレイな言葉になってますが、仕事と子育てと介護をいっぺんに現役世代が背負うことなの不可能なので、仕事のあり方を変えましょうね、ということなんですね。

悩みながら、そこはマニュアル好きのアスペですので、本を激読みしました。今は一世代前の人々が苦労した情報がようやく沢山ネットや書籍になっています。

ある意味、情報が仕入れやすい点では、今介護問題に直面している団塊の世代の人よりは少し有利でしょう。

ここ数年で、特に国は施設ではなく在宅での看取りにかじを切っていて(もう介護者も施設も足りない国も費用がないパンク寸前 保育園よりもヤバい)ボケりゃ施設に放り込め、なんていうことがそう簡単には出来ないのです。ギリギリまで親は要介護のまま生きてもらい、色々な行政の手を借りて(これが困ったことに親世代は行政の手を入れたがらない)

ヒヤヒヤしながらケアしていく。それも数年で終わればいいですが、10年、いや20年は定年退職後の人間が更に親の面倒を見るという事態です。下手すりゃ中高年の我々も介護が追われば仕事もお金も意欲も全て失っているという未来が予測できます。。。

もう介護者が疲弊して共倒れ寸前(なってしまう人も多い)になっても首都圏にいる場合、施設入所などなかなか容易ではない。

夫は「納期を意識する」ということが特性として一切できないので(しかし一度目の前のことを始めたら実務能力は優れている)、一方、タスク管理と納期と根回しが僅かにでも出来る私が本を読みながら対処し、お互いチームワークで乗り切ることにしました。

包括や役所に駆け込んで根回し手続き、というのは昨年より、私がの担当。実際の親への対処は夫に振る、というように分担しています。嫁だと向こうは抵抗しますからね(笑)

この一か月、本を基に何度も話し合いを重ねてモタモタしつつ進んでいます。

中でも分かりやすい本をいくつかほどご紹介します。

故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー

故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー

 

うちは関西→関東という遠距離介護をこれから数年行う予定です。就職や結婚で、親元を離れている人は多いでしょう。止めて親元に帰って介護というプランがある人も多いでしょうが、仕事や伴侶との兼ね合いで、現実的でない人がほとんどでしょう。

よほどの要介護でないかぎり、遠距離介護にするしかないという人は多い。

そういう人に、まず「遠距離介護って何?」「そんなことが可能なの?」など不安に思っている人はこの本を。介護準備の導入としておすすめです。

ストーリーとあるので、沢山の遠距離介護の逸話が出ています。

とても平易で読みやすいのでおすすめです。10年前の本なのですが、今と実情はあまり変わっていないと思われます。むしろ今の方が遠距離介護のシステムは整備されつつあります。

「もう仕事を辞めてあちらに行くしかないのか?!」と悩んでいる人は一読を。

その介護離職、おまちなさい (潮新書)

その介護離職、おまちなさい (潮新書)

 

 この本も、介護と離職に悩む人におすすめです。

少し、左寄りの雰囲気がするので、現実的でない分母が大きい記述が多いのが気になりますが。。。

読むと、親が倒れた!親が弱った!で頭が一杯にならなくてもいい、そして、介護は自分の人生の一部分にすぎず、まずは自分の人生を大事にする、まずそれを大事にしてバランスを取っていこうと一息つけます。

 娘が母をどう看ていくか、という視点で書かれたルポ。

イラストや漫画が多く、これが一番読みやすく、要点がまとめられていました。

要介護認定を受けるのや、施設の入所の手続きにも押さえどころがあって、そういうちょっと裏のノウハウみたいなTipsも満載です。(ズルをする!ということではなく、コツです。)

まずは何を読んだらいいのか、と考えている人はこの本が一番おすすめです。

 ぺコロスの人がイラストを描いていて慰められますが内容はフィナンシャルプランナーの人が書いているので、実務的なノウハウが述べられています。

結局のところ、お金に勝るものはないとも実感してトホホなんですが。

いかに持てる資金を動かして、親を看取っていくかという具体的な金銭と制度が紹介されています。

前半の気安く読める介護本は気持ちをラクにしてくれますが、この本は数字が多いので読み進めるのが時間がかかる。しかしこの

親の介護は9割逃げよ: 「親の老後」の悩みを解決する50代からのお金のはなし (小学館文庫プレジデントセレクト)

は役にたちます。実際にタスクにかかるにあたって必須で、実務的で非常に役にたちます。本棚に常備しておくと良いです。

 

他にも沢山読んでいます。

読みやすく役にたちそうなのをご紹介してみました。他にもあれば随時載せていきます。

読んでいるうちに、ああ、これをマネしよう。自分たちはこのケースに似ているので、こうしてみよう、などとタスクの目安ができます。

特に、アスペルガー症候群の傾向のある私達夫婦もそうですが、介護の世界にはマルチタスクや、発達障碍者が一番苦手とする「正解」のないジャンル、顔色を見て対処していく人の心を読むこと、「曖昧」な経過と結論、人間関係の根回しが必須です。

実に不得手な分野に着手していくことになりますが、しっかり本を読んで、情報に敏感になっていけば、沢山の人の支えや扶助があることに気が付きます。なんとかやれそうだ。やるしかないですね。

なんとかやっていきましょう。(←大好きな借金玉さんのパクリ言葉)ですね。