更年期から墓場まで

子梨・更年期BBAの私見偏見吐露雑談ブログです。

【個人でもできる】”そもそも”心に響くマーケティング・コンテンツとは何か【園部駅に学べ】

小規模人ほど大規模なものを作りたがる

今はもう、私にHPを作れという話はこないのですが

たまにお声かけいただけることがあります。もちろん私は零細の個人なので、同程度の小規模家庭事業主さんとか個人主婦起業の人がもっぱらです。先日もお声かけいただきありがとうございました。

しかしながら、私もいい歳で、現在のWEBデザインの潮流には既に遅れていますし、私が誰かに作ってほしいくらいだよ、という状態なので、お断りしている次第です。

しかし、いつもいつも感じるのですが

個人の方、小規模の方ほど

すごくカッコいい大企業のようなコーポレート的なもの、デザインは最先端のものをご希望なのは何故なのでしょうか。

で、最初からかなり妥協しない勢いの方が多く、おまえは佐藤可士和のクライアントかよ、というアートな感じとか。

しかしながらよくよくお話を聞いていると目的はただひとつ。

売れたい、アクセスが欲しい

それだけなんですね。

ちょっとそのことについて語りたいです。私自身がそう売れてるわけじゃないけど、すいませんね。

 

売れる=すごいデザインか?

じゃあ、そういう予算外のデザインちっくなものを作るよりは

手描きでいいからお前さまのコダワリを教えろよ、それを羅列して、まんま、文字うちして、載せたらええねん。それを毎日毎日更新して、SNSに載せたら数か月もしたら客がつくから。まんまSEO対策にもなるから。

だいたい、今ではテンプレが無料の無料ブログや販売サイトが一杯あるじゃないですか。BASEとか。そういうのをまず何故やらないのか。

というと黙り込む。バカにされた!その「こだわり」も考えてくれるのがデザイナーでしょ?売れるように全部してくれるのがキサマの仕事だ!と立腹する方も少なくない。

HTMLから一から組むのがスゴイのだとどうして思うのか?家の椅子が既成品なのと手打ちでトントン金槌使って作ったくらいの違いで、下手な手作り椅子は転ぶぞ笑

いや、そもそも、こだわりがないのに、どうやって売ろうとしているのか。それを私が知っているってか。知ってたら私はWEB作成業などせず自分で商売してそれを売るがな。

そもそも、デザインやDTPや絵にしろWEB構築にしろ、作業そのものは数日で終わるものは少なくない。しかし、クライアント・客とのやりとりが時間と労力がかかるのです。こんな風に。顧客とのやりとり、それが一番コストがかかる。人の時間を何時間も何十時間も何百時間も奪い、それに価格を付けるのが難しい。(日本人は無形のものには価値がないと考える人が多い。特に年配の方。)だからやっかいなご注文の多い客とそうでない客を選別し見抜くのが大事で難しいことなのです。

迷ったら「そもそも」と呟いてみよう

さきほどから頻出してますが、私は「そもそも」という言葉が好きです。

色々迷ったりしたら自分に問いかけます。「ああ、そもそも私がしたいことはこれだった。だったらこんな人間関係にこだわらないで、うっちゃっとけ。そもそも小さいことやんか」と。

「そもそも」は根源に帰る言葉です。

そもそも、この人らが何をどうやって売りたいか、ということが元より分かっていれば、私に頼んでこないよな。

私に頼みたい=安く挙げられる

と考えているからだな。そういうケースがほとんどです。(安価さに誠実をどの程度入れるかも腕の見せ所ですから予算内で効果をいかに挙げるかには尽力しますよ)

で、そういうのをご希望なら通常このくらいかかりますよ、と見積りをすると「きさまごときがそこまでかかるか」という顔で去ってくださる。

そもそも、どうしても完璧な最先端モダンデザインチラシのようなことをWEBマーケに要求するのだ。こんなオバハンの個人事業主に。いやそういうのは電通とかそれなりのIT屋に頼めよ。私じゃなくて。

私は最初にザックリ低レベルなものを作り、お客さんと伴走しながら、予算内で相談して、少しずつチューニングして、主導運転は最終的に客に取らせるというやり方なんですよ。自分で運転してもらえるように。そもそも主体性がありケンケンガクガク喧嘩してもいいもの作って売りたい、という人しかあかんねん。誰かにお金出して丸投げして売れるものを作ってほしいなら、そういうとこに頼んでほしいの。それが出来る予算を組んでそこに頼んでほしいのよ。

かつては大企業HPを彩った「フラッシュ」とは何か

昔は、動画、いわゆるフラッシュをトップページに持ってきたがる人が多く、

そもそもフラッシュって分かりますか?(笑)

allabout.co.jp

かつては(フラッシュがあるから売れるわけではあるまいに…と)呆れ果てながらも需要があるからと勉強しましたが、今では死物と化してますよね。HPでそうやっていくらカッコよく、大規模にオシャレに見せても内実と本質は滲み出るものだし、お客様もそうアホじゃないのじゃないからバレちゃいます。

自治体のやっている何かではそういうの多いですよね。補助金で立派なの作っているけど更新も載せる情報もない(情報はあるけど作ろうとしない発信しようとしない。そもそも発信しなくてはいけないと自覚してない)から事実とかけ離れたWEBになっている。十年くらい放置しているのも珍しくないですね。

まいにちまいにち自分のサイトを気にしよう

それよりは自分の持ち味や(欠点も含め)ありのままを心を込めて、毎日整理チェック更新するのが大事です。(まいにち?ええ~?て泣く人はいますが、まいにちですよ!店舗持ってたら毎日掃除するでしょうが!WEBサイトは店舗なんだから!)

まあ、物理的に毎日というのは難しいでしょうが、そのくらいの気持ちでやらないとあっという間にさびれて陳腐化していきます。実店舗だってそうでしょうが…。

人通りが多い=アクセスが多い が売れるわけではないです。以前、マーケ本で2%程度が顧客になるというデータを観ましたが。SNSの発達した今は違うでしょうし、数十しかアクセスがなくても問い合わせや購入は確実にあります。(私の実体験で。何万とアクセスがあったシーズンでも売れない、あるいは100満たなくても売れる時もある。この不思議はなんなのだろう。)

自分のできる範囲で毎日どんな風に手をかけていくか、その見極めが大事です。身の丈に合わないこと、大きいこと、立派なことをしようとするからいけない。ハードルを高くするからいけないんです。低くていいから、少しずつ毎日やれることはなにか。

ブログもECコマースページもHP作成も今の自分たちの更新できる技術で少しずつ作るこそが一番のマーケではないのかと。

そういうことを昔から私に頼んでくる人に一生懸命語るのですがなかなか分かってもらえませんでした。

二色印刷チラシに見るマーケティング・販促の成功

しかし、この記事を先日拝見して

ああこれだ!私の言いたかったことはこれ!と合点しました。

levites.hatenablog.com

かっこいい何かを作ってマーケティングしようとしている人にはぜひ読んでいただきたい!

身の丈にあうもので毎日やっていこう

自分の身の丈に合うもの、というと卑下しているみたいですが、そうじゃないんです。

自分の身の丈=正直であること

です。正直であること誠実であることがどれほど顧客に訴えかけるか。

(こう言うとよく「私なんて」というのが正直な気持ちだから出来ないという人がいます。卑下と正直は違います。こんな私だけどこんな風に頑張ってます!ステキなものを作ります!とアピールすることです。家庭料理がそうでしょう。こんな私の料理なんて…と出すママはいないでしょう。さあ食べて!美味しいよ!一杯食べて!て出すでしょうが。外食レストランのシェフの技術なんてないのに。それでいいですよ。)

それを示す例をもう一つ見ていただきましょう。

JR園部駅に見た広告宣伝POP

最近大好きなのがJRの山陰線です。

青春18きっぷのシーズンには毎週のように利用します。山陰線は景色が素晴らしいのでおすすめです。

で、山陰線の乗り換え駅に「園部駅」というのがあります。

園部駅構内にはセブンイレブンがあります。

以前はキオスクだったのかもしれません。

京都府南丹市の自然の多い駅です。駅前にはコンビニらしきものがないので、この駅の構内のセブンイレブンが、この近辺の唯一のコンビニなのでは。

駅の待ち合わせの人のみならず、近辺の年配者がベンチで飲んだり食べたりしていたので。良い買い物の場所、交流の場所になっているのでしょう。

園部駅の手作り広告に克目せよ!

この片田舎の駅の構内ですごいものを観ました!

なんだこれ?ナンジャコレ!

手描き?

子供たち、たぶん地元の子供たちの描いたPOPです!

キャッチコピーの回りが丁寧に飾られている。

このコピー「まよったらこれ!」が異常に希求力があります。

隣のセブンイレブンの既成POPなどにはぜんぜん目がいきません。こっちの手描きの方がだんぜん目を惹きますし、読ませます!

このイラストが憎すぎる!どれがどの商品であるかは良く知られた商品ですので分かりますよね?

細かくロゴまでしっかりと描いて…字も丁寧です。

この近辺の子供さんがひとつひとつ一生懸命描いたかと思うと想像してほのぼのし、泣けてきますがな。

(ひょっとして年配の方や主婦が描いたのかもしれない)

正直、あまり上手とはいえないけど、隅々まで精一杯描いたのだというムードが大事なのです。その誠実さ、正直さのオーラのようなものがこの駅構内に満ちてほのぼのとし、幸福な気持ちにさせるのです。

これがマーケだ…。本物のマーケティング・コンテンツだ!最後まで読ませる宣伝とはこれだ!と私は感動で打ち震えてシュガーバターの樹を買ったのでした。

稚拙だから、手作りだからいいの?

じゃあ、下手ウマの絵を描いて載せればいいのね!と

そういうことじゃありません!

ええと、絵稼業をしていて、あきらかにデッサン狂ってる昨日まで素人さんだった主婦さんの絵に私は負けたなあ、と思うことが何度もあって。

実際、へんなプロぶっているのより優しさや愛情や色がキレイなそっちのが売れる現状もあるんですよ。描いている子供さんの表情がなんともいえず愛おしい雰囲気で。

この人、描くのほんとうに好きなんだなあ、子供さんや家族を愛しているんだな、て。そういう誠実さ、精一杯さ、率直さに惹かれるんですよ。(※その後、段々と変な欲で手を抜いたり流れ作業にしたり、アマチュア的なものから脱皮しようと技術を身に着ける過程で売れなくなることもある)

そもそも、正直であること。その正直の内実に、誠実と精一杯がなければ話にならない、ということなんです。つまりは真心です。

最終結論は誠実とマメさ、という精神論で終わってしまいました。

 

この売れ売れのコピーライター本も読んだんですが、言葉のテクニックというようなことより、本質的なことが突いてありました。

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

そもそも、そういうこと。

www.hagipu.com