更年期から墓場まで

子梨・更年期BBAの私見偏見吐露雑談ブログです。

『黄昏流星群』弘兼憲史の漫画が高齢者ストーカーの妄想を産む?

今日もまたジジイ達への愚痴が満載です。夢にうなされるほどストレスを感じているので、吐き出させてください。

コンビニ漫画を読む

最近好きな漫画は、コンビニで買うこれです。それもあの、弘兼憲史さんの『島耕作』シリーズや『黄昏流星群』です。

ストーリーがしっかりしていて、はずれがない。最近の若い子向けのグロい残酷なものは更年期には堪えるのだ。下手なものを読むよりこのシリーズを読むのが一番の気晴らしになるのです。

で、昨夜も買って読んでたんですが

なぜ団塊世代男が恋愛にポジティブなのか

毎週毎週 波状攻撃のようにやってくる高齢者のストーカーや営業妨害。なんで営利目的のためにお愛想を振りまいているBBAにやってきて粘着するのかな。あの一番ひどいH老人は、上から目線で人の絵を品評し、馴れ馴れしく座り込み時間を奪い、その間、他のお客様が逃げ出し、何度邪険にしても毎週現れ、満面の笑みをたたえるのか。私が恐怖と怒りで震えてるのがなんで分からないのか。交番に相談したし昨日警告ハガキ出し既成事実を作ったので次回来たら、さすがに通報だ。ひと悶着起こるだろうしHは仕事を少ししているらしいので確実にその仕事オシャカになるだろう。でも、奴が毎週くるせいで私のこの仕事がオシャカになりそうなのだ。情けは禁物。闘うしかない、ああメンドクサイと思いながら、

黄昏流星群を読んでいたら

なんでこの世代前後のオジ(イ)サンが 自分に都合よくポジティブに恋をし、粘着してくるのか分かってきた

つまり、弘兼さんの漫画のストーリーを真に受けてるのではないか、と。

漫画はしょせんフィクションなのに

普通は、まともな感覚なら、私のようなオバサンでもスタバや大垣書店の好みの眼鏡青年がいたって、通いつめて話しかけておしゃべりをして営業妨害なんてしないでしょうが。

でも奴らはするんだな。

郵便局の姉ちゃんに今日も話をする爺さん。後ろに列が30人くらいいても自分の話を延々としている。時間が止まっているようですが、後ろの人の時間も止めてますよ。

黄昏流星群は、今や島耕作と並ぶ 団塊世代のための漫画で、特に黄昏流星群は熟年世代のラブストーリーとして人気である。

私は連載開始当初からこの漫画のファンでほぼ全巻を網羅している。

黄昏流星群 コミック 1-51巻セット (ビッグコミックス)

黄昏流星群 コミック 1-51巻セット (ビッグコミックス)

 

 

リアルさとファンタジーがほどよい漫画

リアルな中年男女の性や、悲哀が実に上手く表現されている。この漫画の何よりもいいところは、ほどよくファンタジーなのだ。

老人・中年たちの皺の描き方は非常にリアリズムなのに、ストーリーに関しては、妄想的で楽観的なのだ。

ほとんどのラストがハッピーエンドで終わる。そこに安心して読んでいられる。時々作者に何かあったんかな、というくらい悲惨な終わりのもありますが。大概、皆さまお幸せで終わる。

いや、さすがにその設定とキャラではそういう終わり方は普通せんやろという回でも、強引に、宇宙人やご先祖様や前世や超能力の力を借りてでも、なんとなく大団円に終わらせてしまう。すごいストーリーテーリングである!

中高年の悲惨さをリアルには描かず、幸せな老後を皆迎えるのだ。そりゃ、ビックコミックオリジナルが掲載紙だもんね。(おっさんじいさん向け)

作者の人も、わざと希望が持てる荒唐無稽な、中高年に「夢を魅せる」ファンタジーとして描いていると確信している。

団塊世代はこの漫画の影響を受けている?!

漫画ってそういうもんよ。

しかし、黄昏流星群は、あまりにもリアルな筆致と設定手腕のすばらしさで

のめりこんで誤解している団塊老人たちが相当いるのではないか。あちこちで「老後の心残りは恋愛だけ」という記事を読んで驚愕したからです。

高齢者ストーカー急増!リタイヤ団塊世代「やり残したのは恋愛だけ」 : J-CASTテレビウォッチ

(お幸せな人達だなあ。年金・医療破たんの心配もしないで…やっぱ暇は人をダメにしますね。私、今度の選挙、80歳までは働かすと公約をかかげる政党に入れますよ、wいるわけないけど)

老いて恋愛とか、なんで突然言い出したのか。私たちの祖父祖母世代はそんなこと言いませんでした。団塊世代からそんな意味不明なことを言い出し、老人によるストーカーや付きまとい事件が起きている。

これは、この漫画、黄昏のせいちゃうか!?なんて思った。まさか、でもそうかもしれない。国民的ベストセラーなこの漫画。きっと洗脳しているよオジサンたちを。「黄昏流星群」は。高齢者たちを。

もしかして、俺たちの老後もこんな風に…と思わせる物語がこれでもか、これでもか、と繰り替えされる。

じいさん好み♪ステキなおばちゃんの登場

今回読んだ「星のペンパル」も

この女主人公(ヒロイン)

おじいさんの好む、オバサンそのものです。

私は昔から同年代にモテたことが一切ないのに、痴漢やストーカー、付きまといに散々あってきました。なんでだろう、アトピーで醜く暗いのに、と思い、更に地味な恰好をしてみた。なのに後をたたず。

ようやくアラフィフになり気がせいせいしてたのに。今やいいオバサンなのに何でそんな目にあうのかと思って色々調べたら

じいさん、特に一人暮らしで、自分に自信のない寂しい老人は 地味で暗い「自分の言いなりになりそうな」自尊心の低そうなオンナに狙いを定めると 分かってきたのです。

DVだってそういうことありますよね。(DVされたからそういう性格になるのかもしれないけど)まともな(心の)強い男性は「自分より弱そう」だから、という理由で欲情しないのです。

 

私は間違っていたのです。痴漢の眼にとまらないよう女を隠すようにしてオシャレや化粧しないでいた。そうするとかえって女臭い弱弱しさを発して付けこみ易い雰囲気を発していたのだ。美意識高く飾り立てるべきだった。

大阪のオバちゃんのスタイルでヒールを穿いて、髪を金に染め、ヒョウ柄を着るべきだったのか。

これぞ、黄昏(たそがれ)ヒロイン

この反対をやるべきだったのよ▼

黄昏で出てくる典型的善人ヒロイン。丸顔、地味。おばさん。

一方、水商売風俗や元ホステスも頻繁に登場します。が、彼女たちは、お金や財産を欲しがったり浮気したりする悪人として描かれます。

これは男性の遺伝子的に正しいのでしょう。男性は自分の年代に合わせてほしいものに正直です。若いときは子供を孕みそうセックスを喚起しそうな若い女の色気に惹かれ、晩年は老後の孤独が心配だから介護をしてくれそうな世話好きそうな母性あふれる雰囲気の狸顔のおばさんに惹かれるのです。

痴漢・ストーカー・セクハラジジイは自尊心の低い女が大好物

私が今回、こんな目(じじいストーカー)にあうのはブログに自分の顔写真を載せているせいだという意見もあり(商売してるんだから載せますがな)

一方、女豹のように飾り立てカメラ目線でピンクのスーツに胸を半分出してアメブロにプロフィール画像を載せている女社長たちは何で無事なんだよ、と立腹していました。

自尊心の低そうな女…そう、飾り立ててると自尊心が高そうに見えるんです。私は私が大好き!と。実際、オシャレやドレス・アクセサリーをまとい鏡を見るの自分が大好きだから出来るんですよね。私も今後はそんな風に自分を好きになりたいと思いました。

ストーカージジイはこんな私なんて、、、と思っている女が大好物なのです。自分が惨めな老人であることを見ないでくれる女、指摘してこない弱い優しい女を探しているのです。

こんな女性は現実にはいない

このヒロイン「未亡人」「女手ひとつで子供を育てあげた」「地味なおばさん」じじいの好む 上から目線的な好みが満載です。

この自尊心の低さ▼

老いたこんな私の体なんて…、と謙遜しているんですね。不倫のはじめてのベットシーン。

なんつう尻(ケツ)のラインやねん。

弘兼先生のこういう筆致が大好きなんです。サラッと描いてるけど、相当デッサンとか努力しないとこの線はでない。醜悪寸前のスーパーリアリズム。すごいです。

男は60半ば?女はアラフィフです。男は病気で入院していて要介護です。女が自分の体を恥じるのに、オッサンはなんで「自分の体を見て女が逃げ出さないのだろうか」と思わないのか。その目線で漫画が描かれないのか。もちろん、オッサン読者が怒るからですよ。そういうのをちゃんと描いたらリアルすぎて青年誌(今や老年誌と言い換えた方がいいですが)としてはダメなんです。

男がババアを相手にしたくないように女だってジジイの体なんて見たくないですよ。

こんな女性は、現実にいません。

自分より一回り下のオバサンがジジイにはちょうどいい

オッサンはもちろん若い女が好きですが、現実に20代とかは相手にしてもらえないとは知ってるんですね。それはさすがにSFの世界だ、と。(でも黄昏でも20代を相手にする御爺さんの話は一杯出てきます)

かといって同年代は嫌だ、と。自分が劣等感を抱かないでいられる程度の年下がいいな。10~20下の40代50代ならいいかな?オバサンだから俺の価値を分かり相手にしてくれるだろうと。(この漫画もほどよく15歳くらい下のようです。)自分が爺さんなのを忘れて、40代~50代のオンナを婆さんだと。爺さんが自分の老いを認めないように、女性だって、自分のこと老いたなんて思いませんよ。だからこの漫画のセリフは真正ファンタジーなんです。自分よりはるかに老いた男性の体を前に自分の体の老いを恥ずかしがる、なんて。

最初にストーリィ漫画の洗礼を受けた世代

こういうのは漫画ならではのファンタジーだと楽しむものなんですよ。団塊女性が白馬の王子さまの出てくる漫画を楽しんだようにね。

団塊世代は、漫画をどっぷり読んできた最初の世代です。

このロングセラーの弘兼さんの漫画を読んでいるに違いない。

漫画と現実は違うのだと分からないのかな。

私の営業を邪魔するジジイたちも、自分を一切かえりみず、こんな惨めにアーケードで絵を描いている貧乏臭いババアを俺さまは相手にしてやろう!俺の昔の武勇伝を聞け!という態度で寄ってきます。脳内で黄昏的物語が展開されているに違いないです。

まさか私も一条ゆかりさんの『砂の城』のように、金髪の美少年フランシスが私の老後を見てくれ看取ってくれるなんて微塵も思わないですよ。漫画は漫画、夢は夢だ。中学生ならともかく、老人がなんで、そんな妄想抱くかな。前頭葉がおかしくなってるのだろうか。

島耕作が危機に陥ると、どこからともなく、女性がやってきて足を開き、仕事を助けてくれる。出世を導いてくれる。でも島耕作は女性のために尽くしたりしません。関係を持っても結婚したりしません。子育てを担うような責任を取りません。いいとこどりで、どこまでも受動的です。そうして、課長、部長、社長、今や会長になってます。男が「してもらう」だけで成り立つまさに団塊に相応しいファンタジーなのです。

こういうヒーローはこれから減っていくんでしょうね。。。

私…はしたないw

この自尊心の低さ…。女が「はしたない」と言いながら老人をホテルに誘う。自分で能動的にオンナを連れ込まず、貞淑で地味な女が「私はしたなくて許してください」といいながら体を開くのか。

完璧なポルノグラフィ これで●たないオジ(イ)サンはいないでしょうね!フランス書院にもこんな完璧なヒロインはいませんよ!

天使のような女性が老いたワシに現れて、恥ずかしがりながら、卑下しながら俺とセックスを誘う

なんて、ファンタジーに決まってますがな!

じいさんは何もしません。要介護になった自分。連れ添った妻はろくに介護しないで浮気する。どこからともなく昔からの年下のペンパルの女性がやってきて、身体を開く。どこまでも受動的です。「やってもらう」「ケアしてもらう」しかないです。

押しつけがましいだけの爺さんたち

私の営業場所にしつこく詰めかけている爺さんたちも何もしません。ただ期待して押しかけて相手にしてもらいたい寂しさを埋めてほしい自分の気持ちだけを押し付けてきます。じっと見つめて場所をウロウロじ~としている。他の客は怖くて逃げていく。買い物もしないので、その時間、私が赤字になり、どんなに迷惑を被っているか一切考えません。

こちらの気持ち、相手の気持ちになって何か与える、という「ケア」を覚えてこなかったからあなたたちは一人で暮らし、街を暇そうに寂しくうろついているのです。

毎回やってくる数人の爺さんの一人は、私が怒っているのにようやく気が付いたらしい。ようやく一番安い一枚を購入して、それから、花や絵を差し入れたりするようになった。長居をせず、挨拶だけで通りすぎるようになったとき、ああ、ようやく少し分かってくれた、と胸をなでおろしました。先週は、腐りかけの饅頭をくれました。カビ臭かった、、、。

野良猫の恩返しか!バッタを取ってきて置いてるのと一緒やんけ!

私の願いをわかってない。”オンナ”目当ての客はもう二度と訪れないでほしい、挨拶すらいらん ということです。残酷でしょうが、私はアーケードホステスじゃない。絵を売ってるんです。あなたたちのせいで善良な客と会話できません。二度と顔を見せないで欲しいんです。

団塊男性にとってのハッピーエンド

そして、物語はお決まりのラストを迎えます。老人は、鬼の嫁と別れ、年下妻をゲット。彼女が介護も身の廻りの世話もしてくれて看取ってくれる、と。

どこからともなく現れた天使のようなヒロインが、要介護の爺さんを愛して下の世話もして看取る、と。これが今の団塊ドリームなんですねえ。

でも老いた女性の介護はしないの

男女反対の展開はありません。

出会ったヒロインが、倒れ、要介護になり、それを看取ることが世話することが出来てああ、幸せ、というラストにはならないのです。

その逆のパターンはワンサカ出てきますが。

要介護の妻がいて、主人公の団塊男たちは、妻の介護・世話に疲れ、セックスもできないで不満を持ち別のオンナと浮気します。それで、てんやわんやあり、謎のワンパターンハッピーエンドとなる。妻も浮気相手も好きだ、二人を愛して老いていこう、というラストになります。

 

馬鹿ですか

両方に棄てられるでしょうね で寂しくてアーケードを徘徊して、オバサン似顔絵師に付きまとうんだな笑

彼はどちらの女性の老後の心配もしません。自分だけの老後が心配です。その女性たちに「してもらう」「ケアしてもらう」という観点しかない、それが残念なところです。

色々書いてしまいましたが、たまたま買ったこの巻が団塊男性の偏った老後感が色濃く出ているだけで、批判的なことも書いてしまいました。

他にも、DQN老人ホームに入ったスーパー英語のできる爺さんの話とか、若い時のはじめての体験の年上女性が老いて再会恋が再燃とか、大好きな物語が一杯あります。黄昏流星群をはじめとする弘兼憲史さんの漫画は、中高年の気持ちを代弁象徴する漫画です。私も反発したり共感しながら連載を楽しみに読んでます。老後の島耕作はどんな風に活躍するのか、もっと強くなる女性たちを相手に、黄昏流星群は、どんな恋愛を展開するのか、楽しみでなりません。

女だから介護とか出来るんじゃないから

昨日の記事に

介護する相手や家族のいる人は幸せ

と書きましたが、それは「やることのない寂しい独居男性高齢者」に比べて、という意味です。「俺の世話をして話し相手になってクレクレクレ」って自己承認欲求満載で、接客業の女性のストーカーになる老人がいる。彼らが一番惨だよって。与える喜びを知らなかったから必要とされないんだよ?って。

介護の滅私奉公の礼賛をしているわけじゃありません。今まで、女性だけが、介護する相手がいて幸せでしょ、嫁として娘として幸せでしょ?「ケア」することに喜びを感じるのが女性の性(さが)でしょ?と押し付けられてきたわけだから。

介護も子育ても、女性に何もかも押し付けようとしてきたから、少子化になり国が立ちゆかなくなっているのに、なんで「女性が輝く」なんてお題目でさらに背負わなくちゃいけないねん。

介護は、相手との信頼関係だからですよ。若いときの夫のイケメン顔、二人の絆、愛された私の気持ちを考えてくれた感謝があるからだよ。お返ししよう。と。だから、きっと彼と彼の親の下の世話も(多少は)できるな、と。行政やプロの手もどうやって借りようか、という準備も含めて。

オンナだから、人に与えることが幸せだからやるわけじゃありません。夫が家族が大事だから、長年の恩や信頼関係があるからですよ。

突然道で会った縁もゆかりもない御爺さんの話し相手になり、恋仲になり、老後の下の世話もするなんて、ほんと、漫画の中のフィクションだけだって分かっていただきたい。