更年期から墓場まで

子梨・更年期BBAの私見偏見吐露雑談ブログです。

滋賀の伊吹山に行きました

おひさしゅうございます。旅行に行ってました。

最近、元気になってきて充足感もあり、以前のような焦燥感が一切合財なくなってきました。メシがうまい、仕事はおもろい、夫婦仲よろしく、友達との会話も楽しい。夜もよく眠れる。10時にはすみやかに横になり、1時間ほど読書をしたら寝付いていて、7時には自然と目が覚めて腹が減っている。なんと幸せなことよ!…というか、それが世間一般の人の普通の人生なのでしょう。以前は、10代~30代まで、もう崖っぷちに向かって突っ走る暴走族、ホットロードのハルヤマの気分で生きてきた。そういう気分が微塵もなくなったのだった。鏡を見たら、皺と白髪の多いデヘデヘ笑う40代のおばちゃんがいるばかり。まあ年相応の身体のガタは出てますけどね。気持ちが余裕ある感じ。嫌なことはしない。少し嫌なことはたまにはしてもいいかな。ややこしことめんどくさければ寝て明日考えよう。すると忘れて嬉しくなる。楽しいことが増えた。悪い日もあるけど良い日も多い。年をとるのも悪くないな。

そのせいかもしれませんが、あまり描く気にならんのです。関西は毎日暑いってのもある。(そんな理由で停止してどうすんだ)特に「じぱんぐ」をキンドルにUPしようと、米国免税番号まで取り寄せたのに。あのひどい絵を描き直していたら、なんか、もう、主人公の気持ちになれなくて、ああ、こんなのじゃ、ヒロインにすまないなあ、ごめん、ごめんよ、と思い、コミスタを起動するのもおろそかになっていました。

そういう時期なのでしょう。今は明るい楽しいものだけが見たい。のんびりと、美しいもの、信頼や優しい暖かい愛情に溢れたものだけ見たい触れたいな、と。そのうち時がきたら描けるでしょう。植えるに時あり。

で、元気になってきたことだし、大好きな山登りに久しぶりに行ってきました。

滋賀県は伊吹山。山が好きといっても、はやりの山ガールとか、本格的な登山とかいうすごいのではなくて、ハイキングのようなもの。チマチマのろのろ植物や景色を見ながら歩くのです。

通常のワンダーフォーゲルの人は杖を使って、頂上を見ながらノシノシ歩くのですが、私は地面をミクロ単位で、じろじろ眺め、虫がいたといっては立ち止り、キノコがある、ミミズが死にかけていると言っては、地面を掘る。鳥の声が聞こえたら、何をいってるのか、何処にいるのか気になってウロウロ横道に入る。

なので、ものすごく遅く歩く。私にとってはスポーツじゃないです。山は。映画館に近い。今日のネイチャーさまは、私にどんないいものを見せてくれるのかのう~うへへワクワクといった感じです。

だから、頂上までなんてとてもいけません。伊吹山で登れたのは、せいぜい3合目まででした。

伊吹山は花がいっぱい。ホタルブクロ。

ヤマユリ

すごいのは、このユウスゲというユリです。

このイエローのユリの花は、なんと夕方からしか咲かないんです。保護の対象なので、フェンスや網で覆われていて、近くまでいけませんでした。

この気品、色。西洋のイエローじゃないんです。ほんのり薄く、凛として、優しく。日本の山の黄色なんですね。

帰りに面白いのに逢いました。

いきなり道の向こうになにやら動くものがある。

え?なにこれ?鳥?キジ?

ゲッゲッゲゲッゲッゲゲッゲッゲゲッゲッゲゲッゲッゲ

と言いながら、こちらに近づいてくる。え?こういうの、人間がいたら普通逃げるよね、なんで、こちらに来るのよ。

めちゃめちゃ派手な色をしている。目のまわりが燃えるように真っ赤。目つきがするどい。背中の羽が金と茶色でギラギラ揺れている。何か欲しいのかと思い、持っていたクッキーを割ってあげたが、見向きもしない。ゲッゲッゲッと声を出して近づいてくる。

何がしたいねん、こいつは…ww

途中で通りかかったトラックのおじさんが降りてきて

「こいつはヤマドリやで~3年くらい前からこの辺に住みついてるねん」

と教えてくれました。

「伊吹山の名物で、この間、NHKにも出てたんやで」

そうかあ~いいもんみたなあ。どうやら、山ちゃんと呼ばれていて、ここを通ると出没するらしい。おじさんが言うに、縄張りの主張するためにゲゲゲッと人間を威嚇しているらしいんです。人間に縄張りを主張して喧嘩売るとわw大した奴や。

伊吹山の一合目から二合目に行く、登山者の歩く道じゃなくて、車が通る舗装した道路で会ったよ。行く人は探してみてね。

伊吹山 ヤマドリ

ヤマドリってあれやね。そうそう、柿本人麿の百人一首の。

あしびきの 山鳥(やまどり)の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む

恋の歌だし、もっと儚げな鳥かと思っていたわwwこんな騒がしい派手な鳥だとは。しかし、ヤマドリは、一夫一妻の仲良しで、メスがご飯食べているとき、オスは悪い敵が近付かないように一生懸命守るんだって。けなげだね。