更年期から墓場まで

子梨・更年期BBAの私見偏見吐露雑談ブログです。

じぱんぐ

おこんばんわ。またもや更新を放置してしまった。明日の朝「饅頭の息子」の続きを出します。(読んでくれてはる人が結構いはるので、ちょっとびっくりです)

ところでこの一年、あるネーム(下書き・コンテ)を描いていて、どうしても描きたいなあと思うのがありパブーにUPすることにしました。

いわゆる癌を患った女性が主人公の物語なんですが

こりゃネットに出すのはいややな~読んでる方も超嫌だろうと思ってた。

病気をテーマにしたくない。癌経験者ならではの表現って言われるのがめっちゃ嫌。子供の頃アトピーだった時に周りの人に「アトピーの尚ちゃん」って言われてた。それが死ぬほど嫌で、絵の上手い尚子さん、とか、○○が好きな尚ちゃん、て言われるように、頑張ってきたつもりだ。なのにここに至って病名が自分の名前の頭に付くような表現活動はしたくない。

とはいえ強烈な体験をしたらその過程で描きたくなることもある。闘病記を出す人はそうなんだろうな。自分の生きてきた過程を文章にしたい、と。私は興味ないが(私の場合は実際、闘病と胸を張れるようなもんじゃなかった)描きたい物語ができた。

今週のイブニングにあるマンガに

まあエラそうな事言っても表現なんて結局全部オナニーですからね

とありました。

そのセリフを読んでなんだかホッとしました。そうだなあ。それでいいのかもしれん。マンガを描く動機、原点なんて、自分がキモチいいからなのよね。商業目的ならともかくネットだしな。著作権誹謗中傷などの最低ラインを守っていれば好きに自慰をしてもええやんか、と思いました。自分の欲望を満たすために描いてもええやんか、と。

というのは

難病・癌などを扱った映画やドラマはあるようだが

それは悲劇のファクターとしてでしかない。物語を盛り上げるため、なんて可哀そうなの!と視聴者が涙を流し盛り上げるためのもの。

自分が治療をこの一年して思ってきたんですが余命というものを意識される方もいる一方で治療法が発達していて長生きするケースも多い。今まで世間で単純に思われていた

癌=死 あるいは 命あとちょっと という印象が崩れてきてるのではないかと

怖い、辛い、悲しい、という未曾有の”非日常”の感情が殆どの人に湧くのですが

強烈な告知や手術が終わったあと治療が続き投薬の副作用の辛さ不安がありつつも少しずつ仕事や家事などの”日常”に帰っていく。悲しみの”非日常”の感情は薄れていく。楽しかったり愉快だったり美味しかったりすることもある。以前とは違う部分もあるかもしれないけど、以前のような幸福ではないかもしれないけど、それなりの”日常”の人生が待ちうけているのでした。

だから、なんでもかんでもお涙頂戴!てのはおかしいだろうが!

そういうドラマばっかあるから可哀そう!て思われるんじゃん。可哀そうは弱者の特権。弱者はその特権にしがみつくから差別される。強者はその特権がない。自分の足で立たなければならない。しかし尊厳がある。弱い部分はあるとしても、ある部分で強者となり立つことは出来るはずだ。

病気でも子供産んだり恋愛したりする人も一杯おるんやで。人を信じて、新しい出会いに飛び込んで仕事や趣味をはじめたり。

どうして、ハッピーエンドの"これからも生きていく"癌患者物語がないんやねん!私はそういうのが読みたいや。それも恋物語。ラブストーリーが読みたい。

絵に描いたような100%のハッピーエンドではなくともその人なりの50%程度かもしれないけどほんのりとした日常のハッピーエンドはあるだろう。人生ってそうちゃう?(←エラそうやなあ…)病気あるなしにかぎらず。不幸だったかもしれないけど幸福だったかもしれない。悲しいことも多かったけど楽しいこともあったなあ、と。

自分の読みたいものがない、ならば自分で描こうではないか。と。

病気の人が出てくる恋物語の定石は片割れが亡くなって終わり。はいはいはい。お腹いっぱいやわ。

オナニーで結構。私が私の読みたい物語を描くぞ、生きていく癌患者のラブストーリーを。しかし私の作風なので、めっちゃ暗いです。あまりに暗いので、ここにはUPしないです。パブーで出して18禁に。私はおばさんだから。おばさんの辞書にはプラトニックという単語はない。性の匂いがガツンとないとね。で、ちょいとメロドラマにしよう。

三部作を予定していて

じぱんぐ

の主人公は40歳の独身女性です。

以前商業誌の編集さんに「病気ものは読者が…」とタブー的なことを言われていました。そうだろうなあ。以前のブログ運営中も殆どの方が好意的に受け止めてくださいましたが、時おり奇天烈なメールがきました。今思うに抗がん剤より、そっちの対応のがしんどかった。私も治療中は普通のメンタルではなかったので(今もか?!)他人をとやかく言えないのですが、病気という深刻な世界を描くのは、人の本気で深刻な部分に触れることであり大変なことなのです。お涙ちょうだいのステレオタイプで物語を作る方が、安全安心ということですよね。

数ページずつ仕事の合間に描いては更新したいと思っております。所詮はオバちゃんの自己満足マンガですが、よろしくお願いします。

じぱんぐ