更年期から墓場まで

子梨・更年期BBAの私見偏見吐露雑談ブログです。

100万回生きたねこ

絵本作家の佐野洋子さんについてのドキュメンタリー映画。2010年に亡くなられている。

顔を映さない、という契約で制作されたものらしい。なので佐野洋子さんのインタビューの音声しか登場しない。彼女の声と、エッセイの文の朗読、そしてベストセラー「100万回生きたねこ」の絵本の画面、そして、絵本を読んできた女性達の感想によって映画は構成されている。生前の姿を取ったノンフィクションという感じではなくイメージ映画?

「死」「死ぬ」ばかりが出てくるので、小さい頃は親がこの絵本を読むのが嫌だった。しかし大人になったら自分の子供に読んであげたくなった。

とは「100万回生きたねこ」を読んだ1女性の感想。

私もそう思った!子供の時、読んだら、面白いとは思えず、暗い?ラストがどうしてこうなるか分かりませんでした。大人になってから、この絵本が好きになりました。しかし子供に読んであげたいかどうかは分かりません。私子供いないしね。正直、大人がジーンとくる童話だと思う。この感覚を子供に分かれというのはちょっとどうかな?情操教育にいいとは思えないわあ。子供はズッコケなんとかやルパンシリーズがいいんじゃないの?もしくはワンピース全巻の方がワクワクして元気でるしね。大人になれば分かるわよって絵本を子供に読み聞かせるのってどうなのよ。映画でも読んでもらっている子供達の表情が複雑だったし。

しかし、小さい頃に親が読んだ絵本、???という印象。心の底にひっかかる。その引っかかりが子供にとっての財産になるのかしら?成長するにつれ大人になって読後感が変わってくる、というのがいいのかも。複雑な感情を持つというのが大事なんだろうな。

100万回生きたねこ

映画の中でこの絵本の感想を述べるのは、女性ばかりで、それも30代以上。女性特有の不条理さに滂沱と涙を流している。その悲しみは私だって覚えのある部分もあり分からんでもない。しかし、登場するのはオバサンばっかで、10代~20代の女性が登場していない。そこに映画の歪を感じます。女性「性」の重さを感じないで済む人の感想を省いている。だったらなおさら、子供向けの本じゃないってことよね。

この絵本はフェミ思想があるのかしら?そうではないですよね。普遍的な愛情と生について語られていると思う。しかしこの映画には、どうもそういうプロパガンダを感じるなあ~。

作者の佐野洋子さんも女性ならではの不条理があったとは思われるのですが…。映画中で感想を述べている女性達の強烈なウエットさに対し、彼女の声は凛としてて、肝が据わっている。江戸っ子ぽい諦観で、死や人生に立ち向かってきた感じがする。その強さがカッコイイ。そういうキャラや創作の情熱をもっと映してほしかった。作家の息遣いをもっと見たかった。。

渡辺真起子さん、ステキでした。彼女の声が佐野さんだと思えるほどに。

100万回生きたねこ アマゾンカスタマーレビュー

『100万回生きたネコ』の貴方なりの解釈を教えてください。

100万回生きた猫 という絵本があります。ストーリーは単純ですが、とらえ方は人それぞれだと思います。具体的にはどういったメッセージを伝える作品なのだ感じましたか?個人的な意見を聞かせてください。

100万回生きたねこ 解釈

ミュージカルもあるのね。観たいなあ。

100万回生きたねこ ミュージカル