更年期から墓場まで

子梨・更年期BBAの私見偏見吐露雑談ブログです。

雄大な海を眺めて優しさの宿で快適仕事空間で再出発~女性誌の求人広告~

週に一度は行くコメダ珈琲のいいところは色々あって、全部書き切れないんですが

色々な豊富な雑誌が置いてあるというのもその一つです。

※京都のアートおーがにっくカフェには、雑誌も品位を重視し、自然派ナチュラルオシャレなムック本とかしか置いてない。それはそれでカルトちっくで怖いんですが

この手の女性誌は、美容院だってそうそう広げて見るのは恥ずかしい部分もあります

が 結構充実した記事が出ているので、時々無性に読みたくなります。

何よりも楽しみにしているのが求人コーナーです。▼

この昭和臭!

「再出発したい方」「未経験の方」「30代~年配者」「雄大な海を眺めながらの快適仕事空間」

だいたい、新しく仕事を求める人は、皆再出発を求めているんですから、今更のキャッチコピーですが笑

深い意味のある再出発なんでしょうね。

細かく見ると、ペット同伴で住み込み可とかいうのもあります。素晴らしい、ほんとに再出発できますね!つれないオトコは捨てて新天地に行きたいが、ペットは外せませんもんね。いったいどういう事情でそこまで優遇してくれるのでしょうか。

みゆきマッサージ という求人はなんでしょうか?どこをどうマッサージさせるというのか。ヘルパーとマッサージを同列に並べるから、介護業界のブラックさと闇が変わらないのだなあ、とも思います。

古き良き昭和の日本社会の視点は、性も老介護も住み込み観光配膳も同列に扱われる。「ケアする」性としての女性職の需要。年配女性であっても、それらの「ケア」求人が無くならないのだな、と思います。

いまどきは、歌舞伎町や新地の水商売や風俗も格差があり、その職につけないという狭き門だそうな。

奨学金を返す名目で、若い女性を待ち受ける恐ろしい罠もあります。

奨学金返済に苦しむ女性を支援するサイト 実態は「援助交際」、性風俗やAV出演あっせん?

今は女性をめぐる職も大きく様変わりしています。

なのに、これら女性誌は、私の若いときから変わらず、このような広告を出しています。まるで時が昭和で止まったかのよう…

火曜サスペンスドラマのような風情で、訳ありの美人仲居さん。ひどい男にだまされた過去?失恋?ともかく、都会を捨てて、遠い観光地、家政婦紹介所(今も家政婦紹介所っていうのか?)

即はたらける、という広告が満載。

近所のスーパーでパートだとかハローワークに行くとか介護資格を取って、施設で働くという選択肢はないのね。この求人案内を読む人はみな「わけあり」なのです。

これら求人には「向上」したり「成長」したりする期待はない。都落ちのような雰囲気があります。そこに癒しを感じます。女子の行きつく果て。争いや人間関係の悲しみから逃れ、ようやく「降りる」「休める」「余計なことを考えなくていい」という希望。

ともかく、とりもとりあえず、身一つで就職できそう。

こんな年配の私でも、と思わせる優しさにあふれる求人広告群です。

そこには人生に疲れた女を癒す「物語」があるような気がします。

若い子向けのブラック求人案内には「夢」「希望」「仲間」のキャッチコピーが溢れかえっております。

しかし、40すぎの女性たちは、その3つのキーワードにはひっかかりません。それらにコテンパンに破れているからです。新しいキーワードは

「やさしさ」「再出発」「夕日、海(観光や温泉)」「年配未経験可能」

です。昭和の癒しの物語が、これら広告に詰まっている。とても胡散くさく懐かしく、かつ安心します。

ここでなら、アタシ、リセットできるかも?、、、、と。

そんなわけないんですけどね。

私の大好きな漫画『キーチ!! 』新井英樹 の少年時代に、確か旅館の訳あり仲居の年上の女性が出てくる。少年キーチの性の芽生えを先導する。(新井英樹さんの漫画のヒロインは、たいがい年上の女性です。ロリ処女信仰に走る昨今の少年漫画と違うので、そこも気にいっております)

そこそこ年のいったオンナは、既婚未婚とわず、全て捨てて新しい土地

「どこかとおく」

へ行きたいと思ったことが一度はあると思います。(違う!?)

実際行きはしませんが…。

コメダのたっぷりホットコーヒーを飲みながら、遠くの海辺の旅館で働いている自分を空想している時間。

味わい深い。