更年期から墓場まで

子梨・更年期BBAの私見偏見吐露雑談ブログです。

『整理整頓 女子の人間関係』水島広子

より突っ込んだ具体的対処法

さて、昨日の『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』

で、女性同士のコミュニケーションの陰湿な部分のことを「マウンティング」と名付けて問題が顕在化されました。

マウンティングというものがあるのがあるのは分かった!しかし、それらの被害にあってしまった。その傷が痛くてもはやPTSDだ、とか、良くないとわかっていても、マウンティングをついやってしまう依存症みたいだ、という人もいるでしょう。そこまでの深刻さには「具体的にどう」対応したらいいのでしょうか。

更につっこんで書いてあるのがこの本です。

女子の人間関係

書いているのは、水島広子さんという、なんと精神科医!

ひええ、精神科医か。そこまで女子の人間関係は病理なのか。京都のクマザワ書店だったかに、この本がテーブル一つ使いきって平積みだった。すごい。人気なんですね。

この題名に心惹かれる女子が多いということ。それは既に社会問題に近いのではないのかと。

もはや女子関係は病理である

女性同士の人間関係がストレスで病気になったり、仕事を辞めるはめになったりする人は多いもの。

もはや精神科の領域なんでしょう。

心療内科には、そういう悩みを抱える人がたくさん訪れる。

私も何でオカンってそうなんだ?と悩んで、半世紀近くの人生をムダにしてきた。

作者は女の嫌な部分をカギカッコつきの「女」と呼びます。

カギカッコつけようが、女そのものが病理である、と定義しているこの本。今まで読んできた「女本」の中で、一番残酷ですね。女の性分こそがトラブルである、女の昔からの情緒がまさに十字架である!と言いきっちゃった。あ~あ。

フェミニズムの体系付けた知的ゲームのようなソフトさは微塵もなく、現実的な重苦しい内容になってます。精神科の医療者が書いてるんで、しょうがないんでしょう。帯には

女性の9割は”女”のことが苦手?

とあります。ひええ。もしそうであるなら、何故、女は嫌いな相手と群れるのか?トイレに行くにも一緒で、ママ友に何でも打ち明けたりつるんだりするんだ?苦手なのにどうしてなのよ?

それは…とどのつまり…まさに女だから!!

「女」の性質一覧

女のサガについて 作者はこう定義します。

○自分よりも恵まれた女に嫉妬し足を引っ張る ○裏表がある 表面が笑顔でも陰で悪口を言うなど ○男性の前で「かわいい、か弱い」を演じる ○自分だけが好かれようとする ○恋人ができると傍若無人となる ○すぐ群れたがり異質者を排除しようとする ○自分は自分、他人は他人として見ることができない ○感情的に敵味方を決める ○陰口や噂話が好き ○言わなくてもわかってよ!いわゆる察してちゃん ○母や姉のように振舞い、上から目線で指図する

うおおお、なんだか、思い当たる節がありますよね!?

私は結構女度が低い方だと思うんですが(我ながら…なさけない…男相手にぶりっこくらい出来ないのか…)、

5番目の恋人中心になるとか、一番下の母目線で指図のようなことは、たまにやっちゃってますね。若い人と仕事していたとき、「こうした方がいいわよ!」的世話をつい焼いてしまう愚行をしていたかも…。これも立派なマウンティングやね。申し訳なかったと思います。

オスカルさまこそ理想の女友達

この本では、それら「女」の性質を持つ人が女に嫌われ、持たない人が女に好かれるとあります。女なのに、女じゃないっぽい女性が女に好かれるとはこれはいかに!(ややこしい書き方ですね)

あ~その通りですね。

男性と仕事するほうが、余計な気遣いをしなくていいからラクなように。グチョグチョした裏の裏の空気とか読むのって大変です。男はそういうのあんまりないですから。

さっぱりした「女」度の低い相手、つまり、オスカルさまは女性にとって理想の女友達なんですね。

(オスカルが身分の低いアンドレと出来てしまったから支持されるので、これがルイ16世やフェルゼンなどの金持ち貴族の寵愛を受けてドレスアップをはじめたら、オスカルは嫌われることだろう!フェルゼンに選ばれなかったから、オスカルは女性に人気あるのよ。美人だけど、頭いいけど、やっぱりね!って)

私がなぜか愛される

最近、私は職場のオバちゃんたちに人気です…。町内会でも…。なんでやねん、と思うのですが、

あいつら苦手、苦手、触らぬ神にたたりなし、と思い、サカサカスルーしているのです。最低限の挨拶して、やることやって逃げるに限る!と。避けるあまり、ちゃんと公共の場を生きるための演技に徹した日々を過ごしている。それがどうやら裏目に出た。

すべての女臭い事象をスルー&逃亡しまくるせいで、「女」度が低いと思われたらしい。「あんた、めちゃめちゃサッパリしてて感じいいね!」と言われるはめになった。隠れて手に飴だのチョコだの握らされる日々ですwww

ほんとは、心の中で、この陰湿ばばあども、いつも群れて人の噂と悪口ばっか!クワバラクワバラ、まとめてゴミにして燃やしたるで!と毒づいてるんですが…。割り切って「演技」しているせいで、ばれてない。私の本来のネチョネチョした暗い怨みがましいキャラを今のところ見抜かれていません。

これで、ばばあの口車に乗って、どこかのグループ派閥に入って一緒にアンミツでも食べたら、たちまちトラブルに巻き込まれることでしょう。

町内会に関しては、こちらをちやほやしてくる=おだてて自分の仕事をさせようとする下心がある、ということが多いので、気をつけなくてはなりません。

私の中の「女」を癒す

この本は、上記の、「女」のトラブルを呼び込む性質について否定するのではなく

「癒す」ことをすすめています。傷ついた心が女特有のいじめあい、マウンティングを産むのだと。

さすが精神科医…。さすがサンクチュアリ出版…w

かつて、アダルトチルドレンという概念がはやり、自分の中の幼児を癒すことで、前に進んでいけるとの論理がはやりました。今度は、女である痛みを癒す、ですか。確かに必要かもしれません。なんとなく胡散臭くもありますが…。

女の価値は絶対価値ではなく、相対価値であるから、その傷はあるのだと筆者は述べます。

選ばれること=幸せ である価値観の女性の性

女性は「選ばれる」ことに幸せを感じてきた歴史がある、と。誰に選ばれなくても、自分は自分で幸せだという(絶対価値)ではなく、あの人に比べて私は選ばれた、あの人は選ばれて私は選ばれなかったという、何かと自分を比べる価値観(相対価値)

我々女は(選ばれるために)可愛くしていなさい、従順でありなさい、美しくありなさい、といったジェンダーが染みついています。この21世紀、不景気が深まり、専業主婦を望む女性が増えています。女性誌には「愛されるヘア」「男性好みのファッション」の特集が組まれます。つまり「選ばれ」る幸せを望まざるを得ない性、かつ時代であること。

自分で自分の幸せを実感しずらい社会で過ごしてきた。女は、絶えず人と比べ、劣等感や優越感ばかり感じて成長するはめに。柔らかでフラットな考え方はできなくなり、精神は荒れていき、自尊心はずたずたです。確かに、「癒す」必要があるなあ。

ストレスを貯めがちな女性同士の人間関係への対処

女性同士、他人の生き方などに嫉妬したり”もやっ”とついしてしまうなら、自分の「女」を癒す必要がある。

反対に、やっかまれたり”もやっ”とされて攻撃されたら、反撃するのでなく、相手の「女」を癒すような対応をする。

それが女性の人間関係の整理整頓につながり、生きやすくなるのではと、述べられています。

テレビでライオンやニワトリ見てたら、やっぱりメスは群れて、互いにいじめあったりしている。女=メスは産む性なので、そうせざるを得ないのではないか。「女」のサガは本能でありしょうがないのではないか。人間も所詮動物であり、そうそう解決はしない、とも思います。

こういう本を読むことで、相手を変えることを目指すのではなく、

あ~そうか、みんなそういうの苦手なのか、とか、このもやもやした思いはこういう正体なのか、と分かることが大事なのでは。色々あっても「気にしない」「スルー」が出来るようになればそれでいいと思います。

女子の人間関係